1. 味覚障害の原因と改善

1. 味覚障害の原因

1. 食事の内容による味覚障害

最近、亜鉛などの微量元素が味覚に重要な関わりを持っていることがわかってきました。

日本には亜鉛の市販薬はありません。亜鉛を多量に含む食品(蠣、魚卵、緑茶、卵黄、海草、玄米、椎茸、ゴマ、小魚、大根やカブの葉など)をとるようにしましょう。

2. 薬剤による味覚障害

最近注目されてきたのは薬による味覚障害です。抗生物質・制ガン剤・副腎皮質ホルモン剤などの 長期連用・併用で尿に多く亜鉛が排出されるために味覚が障害されることがあります。

3. 全身の病気による味覚障害

溶血性貧血・糖尿病・胃切除・肝不全・その他の肝疾患・ネフローゼ・透析・腫瘍・膠原病・内分泌機能低下などの全身の病気で味覚障害がおこります。また、妊娠や火傷も味覚障害をおこすといわれています。

4. 口腔の病気による味覚障害

舌の病気である舌炎や舌苔(ぜったい)・口内乾燥症・かぜによるのどの病気でも味覚障害をおこします。

5. 心因性味覚障害

うつ病・ヒステリー・ストレスなども味覚障害をおこすといわれています。


2. 味覚障害の改善

1. 亜鉛を多く含む食品を食べる

亜鉛は体内で合成されないので、亜鉛不足を解消するには、亜鉛を含む食品を食べなければなりません。

亜鉛の1日の摂取量の目安は、成人男性11~12mg、成人女性9~10mgとされていますが、現実にはその半分程度しか摂れていない場合が多いようです。

亜鉛を多く含むのは、カキ、牛もも肉、レバー、うなぎ、ナッツ類、プロセスチーズ、木綿豆腐、海藻、ゴマ、緑茶、抹茶などです。これらの食品を積極的に食べるようにしましょう。

2. 偏食をやめ、加工食品を控える

若い世代に味覚障害が増えているのは、上にあげたようなレバーや海藻などを食べないで、ファーストフードやインスタント食品ばかり食べているからだといわれています。

3. アルコールを適量を守る

肝臓がアルコールを分解するのに、大量の亜鉛を必要とします。そのため、アルコールは適量を守り、酒の肴には、カキ、ナッツ類など亜鉛を含む食品を食べるようにするとよいでしょう。

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