コーヒーダイエットとは、コーヒーを摂取することでコーヒーに含まれる成分カフェインとクロロゲン酸の効用をダイエットに利用するというものです。
カフェインは脳の視床下部を刺激して交感神経の働きを活発にする効果があります。
一般的に眠気覚ましとしてコーヒーを飲むのはこの効果によるものなのですが、このとき脂肪を消費するのに関わっている褐色脂肪細胞の働きも活性化するため、体脂肪の消費しやすい状態となります。
ある研究では、ブラックコーヒー3杯を飲んだ後に自転車こぎ運動をしたところ、水を同量飲んだ場合と比べて、脂肪の燃焼度が2倍にも高まったとされています。
コーヒーを飲んでから運動をすると、グリコーゲンの多くは残ります。 これにより摂取カロリーを抑えることができます。グリコーゲンの量が減ると血糖値が下がる。血糖値が下がるとお腹がすく。
「ダイエットのために運動をしたものの、お腹がすいて、つい食べ過ぎてしまった」という経験のある人もあるかと思います。
この場合、コーヒーを飲んでから運動をすると、グリコーゲンの多くは残るので、無用にお腹がすくことが少なくなる。
コーヒーはブラックが基本です。砂糖を入れるとカフェインとクロロゲン酸の吸収率が悪くなります。 飲みにくい場合はカフェオレにしましょう。
入れるお湯の温度は80~90度が目安です。
お湯の温度が高すぎると熱に弱いクロロゲン酸の抽出量が減少してしまいます。
沸騰したらしばらく冷ましてからいれましょう。
クロロゲン酸は生のコーヒー豆に最も多く含まれ、焙煎することで減少していきます。 したがって深煎り(エスプレッソなど)より浅煎り(アメリカンなど)のほうがカフェインとクロロゲン酸が多く含まれます。
同じものを食べても、太りやすい人そうでない人がいます。 このことは自律神経のひとつである交感神経が深く関わっているといわれています。
交感神経は、私たちの体重や体脂肪の量を調整し、交感神経がきちんと働いていれば、人は極端に太らない仕組みになっています。
◇珈琲に含まれているカフェインには体脂肪の分解を促し、ウエイトコントロールする作用があります。
◇空腹時にお砂糖は入れないで香りを楽しむ:ダイエットしようと思っている人が気をつけて欲しいのは砂糖を控えること。
◇寝る前には飲まない:眠気覚ましは間食が増える
◇便秘予防に効果あり: 珈琲が肌荒れの原因というのは全くの迷信。
珈琲に含まれるカフェオールという成分が、便秘にききます。便秘が治ると、肌荒れも防げるというお話です。
コーヒーを飲む習慣と排便回数の関係の研究で、コーヒーを飲んだ方が排便回数が多いという結果が得られました