髪の毛は、抗癌剤を投与された人においては、直ぐに脱毛してしまいます。しかし、治療が終了してしばらくすれば、またもとの状態にもどります。髪の毛はストレスに非常に弱い臓器でありますが、再生能力も非常にすぐれた臓器であるという特色があるのです。
一般的に、男性ホルモンが多いと毛の量が多くなり、女性ホルモンが多いと毛の量は少なくなりますしかし、頭頂部(頭のてっぺん付近)の毛については少し様子が異なり、体の毛は濃いにもかかわらず、頭頂部だけ毛の薄い人も多く見かけます。
髪の毛の成長は夜間に行われて、昼間は成長しないのです。これは、昼間は血液が、脳・筋肉・消化器等に比較的多く循環していて、夜間では、骨・皮膚に多くの血液が循環するようにできているからです。そして、夜間皮膚に十分な血液が流れることにより、毛の成長が行われるのであります。
喫煙時には、二酸化炭素・タール・ニコチン等と同時に、一酸化炭素をごく微量ですが吸い込む結果になります。この一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと非常にくっつきやすく、離れにくい性質も持っています。ヘモグロビンにくっついた一酸化炭素が、毛細血管の壁にわずかな傷をつけるのです。
コンブを食べると『髪の毛に良い』とか言われています、日本の食料事情からすれば、普通の食事を摂ることで十分な栄養価はあります。
ストレスを考えるとき、自分で意識しているストレスと、自分では意識していない潜在意識下のストレスの、二つで成り立っていることを忘れないで下さい。
育毛剤や育毛を目的としたものは、作用で分類すると以下の5つに分けることができます。
男性型脱毛症(AGA)治療を行っている医療機関にて広く用いられています。医療用医薬品のため、服用には医師の診断と処方箋が必要です。
髪に必要な栄養を毛母細胞に供給するのは血液です。血液循環を良くして発毛を促進するのがこのタイプです。
頭皮から有効成分を浸透させ、毛根に直接働きかけるタイプです。配合される有効成分には様々なものがあります。どのような素晴らしい成分でも、頭皮に浸透しなければ意味がありません。ほとんどが頭皮から流れ落ちている例もあるようです。
草木が育つには肥沃な土壌が必要なように、健康な髪は健康な頭皮に育ちます。育毛はまず、頭皮の改善から始まると言って間違いありません。
中国では髪を血余と呼ぶそうです。血の余りとは示唆に富む言葉です。髪は血の余り。きれいな血液が体内を循環することによって身体のすみずみまで栄養が行き渡り、身体の機能を正常に整え、美しく元気な髪を保つことができる。