トコトリエノールは天然のビタミンE中にごくわずかに存在し、癌細胞の抑制などの実験において、あらゆる項目でビタミンEを超える結果を出しました。ビタミンEでは効果が見られなかった乳癌の細胞の実験では、トコトリエノールでは癌細胞の増殖を抑えることに成功しました。
トコトリエノールはたんぱく質の酸化を防ぐだけでなく、活性酸素の活動を抑え、細胞を保護することから、スーパービタミンと呼ばれています。
トコトリエノールは、ビタミンEと同様に血液循環を促進する作用があり、抜け毛対策に役立つ栄養素です。その他には美白効果やコレストロール値の抑制、動脈硬化の予防など、経年の過程で発生しやすい疾患などを防ぎます。トコトリエノールは、抜け毛にも美容にも効果を発揮する成分として、大きな注目が集まっています。
抗酸化力は従来のビタミンEの40~60倍トコトリエノールは、ビタミンEの一種です。一口にビタミンEと言っても、厳密には8種類のビタミンEがあることが分かっています
私たちが「ビタミンE」と呼んでいるのは「α-トコフェロール」を指すことが多いのですが、それもそのはず、トコトリエノールがビタミンEの仲間だと分かったのはつい最近、1950年代のことだったからです。
トコトリエノールは、ビタミンEの一種なので、従来のビタミンE(トコフェロール)と同様、体のサビつきを防ぐ抗酸化作用や、血行促進作用など、人間にとって欠くことのできない多くの働きをもっています。しかし、トコトリエノールは、トコフェロールをしのぐ効力をもっています。特に抗酸化力は、トコフェロールの40~60倍
美容と健康が気になる方にうってつけトコフェロールがさまざまな植物油から抽出できるのに対し、トコトリエノールはパーム油や米ぬか油など、特定の植物油にごく微量しか含まれませんが、その高い効果に期待が集まり、サプリメントや健康食品、化粧品へのニーズが高まっています。
トコトリエノールはビタミンEに含まれていますが、その量はほんのわずかです。また、トコトリエノールは大豆油や菜種油などにも含まれますが、その量もわずかなので、現実的にはサプリメントからの摂取が効果的といえます。
トコトリエノールは発疹などの皮膚症状や胃腸障害といったアレルギー症状や過敏症があらわれることがありますが通常の利用では特に問題となる副作用はまれです。